ミニマリストだったけど、途中で挫折してしまった方、自分には向いてないなぁと感じた人など、さまざまな理由で「ミニマリストをやめた」方もいます。
今回はそんな、ミニマリストをやめた人たちの気になる「理由」と、実際の口コミを掲載しました!
これからミニマリストを目指そうと思っている人は、ぜひ!ミニマリストを始める前に読んでおき参考にして頂けると嬉しいです。
理想のミニマリスト生活を送るためのヒントがこの記事にはたくさん詰まっていますので、この記事をミニマリスト生活を快適に送るためのカンペ的な役割として読んでいただけると嬉しいです。
ミニマリストをやめた理由って?
ミニマリストをやめた方や目指していた方で「やっぱりミニマリストはやめた!」となった理由を実際に見ていきましょう。
1.ミニマリストを続ける意味が分からなくなった
ミニマリストと共に、注目を集めている「断捨離」。
初めのうちは、物を捨てることでスッキリ感やストレス解消など、快感を得るミニマリストも多いでしょう。
と言うのも「ミニマリスト=物が少ない、必要最低限の物で暮らす」というイメージがあり、最初はとにかく物を捨てることから始める方が多いからです。
ですがそのうち、部屋があまりにもスッキリし過ぎて、捨てる物もいよいよ無くなってくると、スッキリ感や快感が味わえなくなり、逆にストレスを抱えてしまう場合があるのです。
そのような方は、ただ単に物を捨てることで得られる快感が良かっただけなのかもしれません。
物を捨てることが目的になり、捨てる物がなくなるとスッキリ感を味わえなくなる。
2.ミニマリスト自体、楽しくない
”ミニマリストと言えば最小限の物だけで生活しているんだろう”、といった「世間のイメージ」や「ミニマリスト像」によって、無理に何かを捨てなければいけないと、強迫観念に捉われ、段々と物を減らすことが苦痛になってくることも。
ミニマリストを実践していくなかで、無理していると感じたり、自分には合わないなぁと感じ、ミニマリストを辞めていく人がいるのも事実です。
本当は自分にとって必要でも世間のイメージに囚われ、無理して物を捨ててしまうということがあるようです。本来なら自分にとっての必要最低限で良いものの、それが生活できる必要最低限に置き換えてしまうことが大きな要因の一つと言えるでしょう。
自分にとって苦痛になり、楽しくないことを続けても、意味がありませんからね。
世間のイメージやミニマリスト像に縛られて楽しくなくなる。
3.家族の理解&協力を得られないため
一人暮らしだったら、好きに物を処分しても誰に文句を言われません。
ですが、同棲中の彼氏or彼女がいる、結婚し子供もいた場合どうなるでしょうか?例えば、共有している物などは、彼氏や彼女、家族の同意なしで勝手に捨てるということはできないでしょう。
また、自分の部屋に留まらずリビングなどの共有スペースにもミニマリストのスタイルを取り入れようとすると、家族やパートナーの理解や協力は必ず必要になります。
「ミニマリズム」というのは、必ず共に暮らす方との相談と理解を経て行うのがルールです◎
そのため、家族の理解や協力を得ることができない場合は、ミニマリストを続けるのが難しくなりやめるという声もあるようです。
家族やパートナーの理解と協力を得ることができず、続けるのが難しいため。
4.物が増えてきたから
周知の通り、ミニマリストと言えば「物が少ないことこそミニマリストだ」と考えている人がほとんどだと思います。
物を減らしていき必要最小限のモノで暮らしてきたミニマリストですが、結婚したり同棲したりといった家庭の事情や、パートナーの欲しい物が増えたなどで、いつの間にか物が増えていき、結果「ミニマリストやめたい」となっていく模様。
その背景として「こんなに物が増えた私はミニマリストではない」などと、主に環境の変化により物が増えてきたことで「これではミニマリストとは言えない」と思い、「やめました」となるのです。
「物が少ない=ミニマリスト」と考えてしまい、物が増えるとミニマリストではないと思ってしまうため。
5.物が少ない生活が不便になった
ミニマリストになるメリットはたくさんあると思います。
そしてミニマリストを目指し「ミニマリストになるぞ!」「物を減らしまくって快適な暮らしを手に入れるんだ!」と意気込んで物を減らし始めたとします。
ですがその結果、本当に必要な物を捨ててしまったり、必要以上に物を減らしてしまったりするのです。
- ミニマリストを見習い、「趣味の物」まで捨てた
- ミニマリストは下着や服も2〜3セットくらいしか持っていないなら、それを見習って減らそう
とこんな具合です。
ですが極端にし過ぎてしまうことで、「物が少ないと不便すぎる…」「ミニマリスト生活ってイマイチだな」となり、結果として「ミニマリストやめようかな…」となってしまうのでしょう。
過度な断捨離によって生活が不便になった。
6.「ミニマリストだから◯◯すべき」という定義そのものが嫌になった
「ミニマリストと〇〇であるべき!」とまず思う人が、ミニマリスを始める方に多いのですが、これを貫き過ぎると耐えられなくなり、嫌になってくるのでしょう。
このような理由でミニマリストをやめた方は、「ミニマリストだから◯◯すべき」といった言葉自体を重荷に感じてしまったのでしょう。
- 物を増やすべきではない
- 1日3食も食べるべきでない
- 大きな家具は買うべきではない
- 趣味の物をあまり増やすべきではない
- テレビは時間の無駄だから捨てるべき
このような具合です。
これらを意識した生活を続けていくことで、自分に対しての反感が溜まっていき、ミニマリストをやめたくなってしまうのでしょう。
「自分はミニマリストなのに○◯してしまった」といった感じに、罪悪感を抱えてしまうのかもしれませんね。
また自分を「ミニマリスト」と名乗ったことで、持つべき物や行動までも決められてしまうような感覚も嫌になったり、窮屈になってしまうと考えられます。
「ミニマリスト=〇〇」というように定義づけをしてしまうことで、それから外れたことに罪悪感を覚える。
ミニマリストを「やめた」という方の実際の声
では実際にTwitterやInstagramに寄せられた、ミニマリストをやめた方たちの声をご紹介していきます!
まずは緩くからミニマリストを始めよう
ここまでご紹介してきたようにミニマリストをやめた理由として、過度な断捨離やとにかく物が少なければ良いという思い込みが挙げられます。
口コミでも、「ミニマリストをやめたから物を買った」「極端なミニマリストは考えもの」などがありました。
そこでこの記事でおすすめしたいのが、まずは緩くから始めようということです。
極端になりすぎないことが大切
ミニマリストを目指す方で結構多いのが、最初から極端に物を断捨離することです。
もちろん不要な物を捨てるのは悪いことではありませんが、あまり断捨離を経験してこなかった方が一気に断捨離すると、必要な物まで捨ててしまったり、捨てることで得られるスッキリ感がクセになり断捨離中毒みたいになったりしてしまいます。
そうなると捨てる物がなくなった時に、スッキリ感が得られずミニマリストを続けていくこと難しくなってしまいます。
なので、極端になりすぎずしっかり必要な物と不要な物を見極め、物に感謝しながら断捨離をしていくことが大切です。
自分にとっての必要最低限で良い
先ほども軽くご紹介しましたが、生活できる必要最低限ではなく自分にとっての必要最低限を追求しましょう。
そのため趣味としての物やないと生活が不便になる物などは、無理して捨てる必要はありません。
「ミニマリストならこれを持っていてはダメ」「ミニマリストだからこれは買う必要がない」などと、基準をミニマリストにせず、自分にとってどうかというのを大切にしてみてください。
そうすることで本当に必要な物や自分の生活には不要な物の区別がつくようになり、本来のミニマリスト生活を楽しむことができるようになっていくでしょう。
また、YouTubeなどを見ていると極端に物が少ない方を見かけると思いますが、それはあくまでミニマリストの一例であって全ての人が真似をする必要はありません。
人それぞれ必要最低限がどれくらいかは異なるので、自分にとっての必要最低限を追求していくのが良いと思います。
*まとめ*
ミニマリストを始めるも、辞めるも、結局は自分自身が決めることです。
ミニマリストの目的は、物を減らすことだけではなく、物を減らした結果生まれる、大切な人との時間や、夢や目標に到達するための手段の一つが、ミニマリズムになります。
また、ミニマリストは「生活できる必要最低限の物で暮らすこと」ではなく、「自分にとって必要最低限の物で暮らすこと」ということも覚えておくと良いでしょう。
他のミニマリストの方にとっては不要でも、自分にとっては必要な物だってあります。それを無理して捨てる必要はありません。
そこをしっかり覚えておき、ミニマリストを始める前に自分に合うかどうか見極めて始めましょうね!