ものを最小限で抑え、シンプルでスッキリした生活を送るミニマリスト。無駄をなくしたエコな暮らしが今、人気を集めています。ミニマリストになりたい、目指したいという方も多いのではないでしょうか。
しかし「ミニマリストは病気」というマイナスなイメージも残念ながらあります。どうしてミニマリストが病気と言われてしまうのか、気になりますよね?
そこで今回は「極度すぎるのは危険?ミニマリストが病気と言われてしまう6つの理由」について説明します。「病気じゃない?」と周りに思われてしまわないためにも、必ずチェックしておきたいですね。
ミニマリストが病気だと言われてしまう理由とは?
まず初めにミニマリストが病気と言われてしまう理由が気になります。しかし周りからそう思われているミニマリストは、本人が楽しんで行っていないことがほとんどです。
楽しくてシンプルライフを始めたのに、いつしかそれが義務のようになってしまうんですね。楽しくないと思いながらシンプルライフを過ごしていない人は要注意です。
ミニマリストが病気と言われてしまう理由を見ていきましょう。
断捨離をしないと落ち着かなくなる
ミニマリストを始める上で、必ず行う断捨離。部屋や身の回りをスッキリできて気持ちがいいですよね。
しかし物への執着がないあまりに、なんでもかんでも捨ててしまうと周りもドン引きしてしまいます。
人は「使ってないけど、思い入れがあって捨てられない」アイテムを1つや2つ持っていて当然です。思い入れを大切にできずに、なんでもかんでも無駄だと決めつけて捨ててしまう姿は病気と勘違いされる可能性がありますね。
ミニマリストは正しい!という押し売りをしている
無駄を省きシンプルに暮らすことは素晴らしいことですが、それが正しい!という訳ではありません。好きなものに囲まれて暮らすのも、最小限に減らしてシンプルに暮らすのも個人の自由です。
「シンプルライフ」、「無駄をなくす」ミニマリストを説明する上でいい言葉が使われているうちに、正しいことだと感じる人が多いようです。
「あなたはものを捨てられないからだらしがない。もっとシンプル化した方がいいよ。」など悪気がないさりげない言葉でも、相手が不快に感じることもあり得ます。
お金を使うことに罪悪感を感じる
病気と言われるミニマリストの中には、お金を使うことに罪悪感を感じるという人もすくなくありません。必要な支出なのに、もったいないなと感じてしまうのは末期症状だといえるでしょう。
ミニマリストは基本お金を使わないのは「無駄な部分」だけですので、必要なものにはお金を使っていくのが本来の姿です。
お金を使いたくないあまりに、我慢しすぎてしまう、息抜きができないそんな人は注意が必要です。
信仰している感じがする
殺風景で何もない室内や、無駄を省きたいというミニマリストの考え方に対して「怖い」「宗教みたい」と感じる人は少なくないようです。
さらに「本当にシンプルライフって楽しい!あなたも一緒にやろうよ!」なんて言われたら、勧誘みたいだと思ってしまいますよね。
付き合いを断ちすぎて孤独になる
交際費を無駄と考えて、人との関わりを全て絶ってしまい孤独になるミニマリストも存在します。
カフェやランチ代などもったいないという思いから、誘いを断り、やがて誘われなくなり疎遠になっていく。本人は「無駄を省けてよかった!」と思ってしまうでしょう。
しかし人との繋がりは大切です。孤独になってからやっと気づいたのでは、遅すぎますよね。
家族や周りが見えなくなってしまう
家族や周りが見えなくなってしまうのも、理由の一つになるでしょう。シンプルライフや断捨離に熱中してしまうあまり、周りが見えなくなり気づかないうちに迷惑がられているなんてこともあります。
「私はこんなに頑張っているのに!あなたはなんで分かってくれないの?そう思う気持ちも分かりますし、家族に協力してもらうのは簡単なことではありません。」
しかしシンプルライフに無理やり付き合わされている方は迷惑ですよね。家庭崩壊などにも繋がってしまいます。
極度になってない?ミニマリスト危険度チェック!
理由を6つあげましたが、「自分は大丈夫かな?」と不安になってしまった方も多いでしょう。
次にあなたが過度なミニマリストになっていないかチェックしていきましょう。
1つでも思い当たるものがあれば、あなたのシンプルライフはあなたに合っていません。一回見つめ直す、妥協してみるなどの工夫が必要になってきます。
ストレスを感じていないか
シンプルライフにストレスを感じていれば、危険信号です。ミニマリストはストレスフリーになるために、シンプルライフを続けています。
ものへの執着心や浪費することへの罪悪感から解放されるためにミニマリストを続けているのです。
反対に我慢することや、ものを買えないことがストレスになってしまっている場合は過度なシンプルライフを過ごしている可能性もあります。ストレスを感じない程度に楽しむことがミニマリストのテーマになるのです。
捨てること=正しいことと思っていないか
捨てることが正しいことだと思っていたら、それは危険なサインです。確かに使っていないもの、明らかに不要なものは、断捨離を行うのがベストでしょう。
しかし必ずしも捨てることが正しいこととは限りません。あなたが断捨離している不用品は全て、結局あなたがお金を出して買ったものです。
当時は必要と思って買ったものなのに、不用品としてバンバン捨ててしまうのって悲しいですよね?ミニマリストの根本は「ものを大切に長く使うこと」です。
捨てることが根本ではありません。そのことを頭に入れておくようにしましょう。
不便さを楽しめているかどうか
ミニマリストのシンプルライフの最大の特徴は「不便さを楽しめているか」ということ。
例えば土鍋でご飯を炊くこと、少ない洋服を着回していくこと、そういったことが楽しめていないのであれば、楽しめない項目は無理して貫き通さなくても良いのです。
掃除が得意なら掃除部分を、料理が好きなら料理部分を、自分の得意不得意などで省くところは省いていきましょう。不便さを楽しめなければ、その部分は無理してシンプル化する必要はありません。
楽しくシンプルライフを送るために
楽しくシンプルライフを送るためには程よく力を抜いていくことが大事です。「無駄を省く」という作業は誰にでも個人差があります。
ミニマリストでも趣味は大切にしますし、旅行にも出かけます。
せっかくの日々の生活だから、楽しく大切に生きていきたいですよね。
まとめ
今回は「過度すぎるのは危険?ミニマリストが病気と言われてしまう6つの理由」について紹介しました。
人の考え方は十人十色、だからこそミニマリストにおいても、プラスのイメージとマイナスのイメージ両方があって当然です。ストレスを感じる、楽しくないそんな気分で続けていても、病気と思われてしまっても仕方ありません。
重要なのは自分が楽しく暮らすことです。それを常に頭に入れておきたいですね。