「ミニマリスト」と呼ばれている人たちは、大量生産or大量消費の現代に生まれながら、「シンプル」な暮らしをモットーとしています。
しかしその”シンプル過ぎる”生活に、たびたび注目が集まり、「ミニマリストって病気なの?」と囁かれるようにも…。
そこで今回は、ミニマリストの方が病気と思われてしまう理由について、徹底解説していきましょう!
\まずは「ミニマリスト」について理解しよう!♪/
【ミニマリスト】が病気と思われてしまう5つの理由
必要以上にモノを持たない暮らしというのは、一見「いいこと」のように世間からも捉えられるでしょう。
では一方で、なぜミニマリストが「病気」と言われてしまうのでしょうか?ミニマリストが「病気」だと言われてしまう、5つの理由についてご説明していきます!
断捨離の量が「異常」過ぎる!
ミニマリストの断捨離と言えば、たびたび「やりすぎなのでは?」と思われがちです。
ミニマリスト側からは普通の行為であっても、断捨離の量が「異常」レベルだと、「病気」を疑われてしまう要因となってしまうのです。ミニマリストはなんでもかんでも捨ててしまうため、家族や同居人はかなり困惑してしまうのです。
これらを「断捨離依存症」といい、物を捨てることに依存し、普段の生活に支障をきたしている状態を指します。
断捨離依存症に陥る理由として、下記が当てはまります☟
- 断捨離を正しく理解していない
- 断捨離で得られる快感が大きい
- 元々のめり込みやすい性格
これらに自分が当てはまるようでしたら、注意が必要です。
断捨離依存症にならないためには?
- 物を捨てるとき、自分にとってどんな存在か考えるようにする
- 心地いいと感じる量を見極める
- 家族の物は勝手に捨てない
何かに熱中・依存している時は、自分では気付きにくいものですよね。断捨離依存症の傾向に、思い当たるふしがあった方は、意識し気を付けるようにするだけでも違います。
自分にとっての”理想の暮らし”は何か、大事にしたい物は何なのか、いったん立ち止まって考えてみるのもいいですね。
\「病気」と言われるまでに”こだわらない”ことが大切!/
「ミニマリストは幸せだ!」の押し売りが迷惑
ミニマリストの方の多くが、ミニマリストライフに快感を感じており、「ミニマリスト=幸せになれる!」といった考えを抱いています。
その価値観で、「友達や家族にも幸せになってほしい」とミニマリストライフを勧めると、それはただの価値観の押し売りにとなり「迷惑」と思う人も…。
例えば…
- 夫の物を勝手に捨てた
- 子どものおもちゃを勝手に整理しようとする
- 友達に「ミニマリスト」って最高だよ!と押し付ける
これらが当てはまったあなたは、要注意です!
ミニマリスト活動をしていると、どうしても”自分のやることが一番正しい!”
と思ってしまいがちですが、自分の思想が一番正しい訳ではありませんので、家族の気持ちや大切にしている物を尊重してあげることが大切です◎
「ミニマリスト」って宗教的に見える?
ミニマリストの部屋を訪れた際に、あまりにも物がないので生活感がなさすぎて、逆に「怖い」「気持ち悪い」などとネガティブなイメージを持ってしまう方も多いようです。
ミニマリスト側からすると、「綺麗」「清潔感がある」と思っていても、一般的にはあまりにも殺風景過ぎて「宗教なの?」と疑問を持たれてしまうこともあるようです。
しかも実際に、断捨離を取り入れている宗教もあるとのことなので、さらに勘違いを生む原因になっている模様…。
”物”を減らすことで幸せになる、というロジックを理解していないと勘違いされるのかも…
そもそもミニマリズムというのは、無駄な物を所有せず、その分金銭面や時間的なロスをを排除し、自由な時間とお金を手に入れて幸せに暮らそう、といった考え方をしています。
ですがこの最終的には、”幸せになろうよ”といったゴールがある点が、どうも宗教臭く感じてしまうようなのです。おそらく多くの人が、”物を減らすことで幸せになる”という、このロジックがよく分かっていないから疑問に思うのでしょう。
しかしミニマリストは宗教と異なり、今からでも実践することが出来るため、結果がすぐに見えてくるので、例えばお金に困っている方であれば、管理すべきものを減らしていくことで、お金に余裕が生まれてきます。
宗教のように神の理想論に感動・共感するのではなく、合理的な考え方を持ち行動しているのがミニマリストなのです。この点さえ理解できれば、宗教とミニマリストを切り離して考えられるようになるのではないでしょうか。
\「シンプルな幸せ」をつくっていこう☆/
「物が少ない」=正しい!と思い過ぎている
ミニマリストと言えば、「物が少ないことが正しい」という強い価値観を持っていることが多いです。
心の中で思っているならいいのですが、あまりにも自身の価値観を押し付けられると、耳障りであり、異常なまでの信念なので周りから心配されてしまう要因にもなるでしょう。
これらの特徴が見られたら要注意です☟
- ミニマリスト=少ない物で生活する人だと思っている
- 物が少ない方が勝ちと思ってる
- 人の物にまで処分する
- 自分の大切な物がわかっていない
ミニマリストたちは、自分にとって必要最低限の物だけで生活する人のことで、その基準は「自分」です。
他人は、価値観や考え方が違うのが当たり前なので、比べること自体意味がありません。また同居人や友人の物にまで勝手にを出すミニマリストもいるそうですが、そこも間違っています。
人の物の量が気になるかもしれませんが、「他人の物は他人の物」と割り切った方が快適だということを覚えておきましょう。
だらしない生活が無理!
常に片付けたく、掃除が行き届いている状態をキープするために、ミニマリストになったという人が結構多く、基本的には、ミニマリストのほとんどのが方がきちんとした性格をしています。
ですが、人間なのでたまには休息したり、だらけたいと思うことがあってもおかしくないのです。
それが「普通」の姿であるのに、ミニマリストたちがあまりにも「何事も整頓・断捨離」する姿に、病気なのかな?と心配する気持ちが生まれてくるのです。
物に執着せず、本当に自分にとって必要なものが見えてくることで、心の穏やかさも手に入れることができるのがミニマリストのスタイルです。普段の生活をより豊かにするために、完璧ではなく「ゆるミニマリスト」を目指すといいでしょう。
\まずは「心」をシンプルにしていこう!♪/
健全な断捨離のボーダーラインとは?
健全なミニマリストというは、あくまでも、充実に満ちた生活のためにそうしているのであって、幸せにならないのであれば、やらない方がいいでしょう。
- 基準は自分楽しいか楽しくないか
- 暮らしを犠牲にしていないか?
あくまでもミニマリストの目的は「快適な暮らし」なので、自分にとって必要であれば買えばいいし、いかに「自分が楽しく」暮らせるかが重要です◎
また物を捨てることにこだわり過ぎるあまり、暮らしが不便になるのでは意味がありません。暮らしが破綻してしまうほどになったら病的です。
ミニマリストも、やりすぎてしまえば「病的」に思われるのです。暮らしを良くするはずなのに、自分はもちろん他人をも傷つけてしまっては元も子もありません。
”物を持たない”ことは、あくまで快適な生活を送るための「手段」であることを忘れないようにしたいものですね。
*まとめ*
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、ミニマリストは病気なのではなく、自分の暮らしがより幸せになるために行っていた、ということが分かったかと思います。
ですが、日々の暮らしをより良くするためにしていた事が、逆にハマり過ぎてやり過ぎてしまえば、「病気か」と疑われてしまうのです。
このことからも、ミニマリスト生活を健全で快適に送るには、工夫が必要となってくるのです。
\本当に「不要」なものだけ捨てるようにしよう☆/