人は物を持つことで心が豊かになれ満足感を得られることがありますが、逆に物を持たないことで豊かに生活ができることもあります。必要最小限のものだけを持つ、持たない暮らしで豊かな暮らしをしている人をミニマリストと言いますが、そんなミニマリストは服に対してどのように向き合っているのでしょうか。
今回は、シンプルな暮らしで豊かな暮らしを送るミニマリストの服のメリットと選び方をご紹介していきます。
持たない暮らしをする人にとって服とは?
本来洋服は、体を保護し守るためや体温を調節する役割がありますが、ほかにはオシャレを楽しむためや個性を発揮するために身に着けるものと考えられます。ほんの少しのデザインや色の違いにより、それぞれのアイテムを何着もそろえている人も少なくありません。
しかし、それではせっかく買った服を一度も袖を通さずにクローゼットに眠ったままということになりかねません。
では、持たない暮らしをする人にとっての服とはどうでしょうか。
それは、自分の好みにこだわって幾度も着こなしながら楽しむもので、満足感をたくさん得て、シンプルに活用できる存在となるもの。心豊かで心地良く着られるものが、持たない暮らしをする人にとっての服の役割となります。
持たない暮らしの中で選ぶ服のメリットとは?
シンプルライフを送る持たない暮らしの中では、選ぶ服に5つのメリットがあります。
①自分にとって、本当に必要な服がクローゼットにある
その日着る服を選ぶときには、その日のTPOによって決めることが多いでしょう。そのためクローゼットには、数パターンの服が何枚もある人が少なくないのではないでしょうか。
しかし、自分にとって本当に必要な服とは、実は限られた数となります。
特に持たない暮らしを送る人にとっては、シンプルで個性豊かな着こなしが好み。自分にとって本当に必要な服があるということは、その日の着こなしを迷うこともありませんし、服を決めるのに無駄な時間を使うこともありません。
②こだわりの着こなしを楽しめる
持たない暮らしを送る人は、少ないものの中にこだわりを持っていて、こだわりの中で楽しむことができます。
服は多いと楽しいということもありますが、逆にこだわりの着こなしが楽しめることは、シンプルライフを楽しめるということ。
こだわりの着こなしがあると、その日着る服を決める時間を短縮することができますし、個性を引き立たせることができます。
③質感を楽しむことができる
持たない暮らしを送る人は自分の個性を際立たせる服にこだわりがありますので、服の質感にもこだわり、その質感を楽しんでいます。
上質の質感の服に身を包んでその日一日を過ごすことは、心地良く気持ちの良い日を送ることができるからです。
④服の管理や整理がしやすくなる
持たない暮らしを送る人は、持つ服の枚数が少なめです。そのため、それぞれの服の汚れやシワ、ほつれなどの管理がしやすいです。
また、服の整理もしやすいため、クローゼットは常にスッキリとして心地良く毎日を送ることができます。
⑤無駄な買い物をしなくなる
持たない暮らしを送る人は持つ服の枚数が少ないため、買う頻度も少ないです。それに、同じアイテムを数種買うという買い方もありません。
つまり、無駄な買い物がありませんので、節約になります。
持たない暮らしでの必要な服の枚数は?
持たない暮らしを送る人は持つ服が少ないですが、必要な服の枚数とはどのくらいなのでしょうか。個人差がありますが、一年を通して1つのアイテムが1~3枚で、大体20着程度という人が多いです。
丁寧に服を着こなし、少なめの枚数の中でお気に入りのコーディネートを見つける。だから、飽きも来ない。
そんな丁寧な着こなしをしながらシンプルなオシャレを楽しむことができるというのが、持たない暮らしの特徴です。
〇持たない暮らしをする人の服の選び方
持たない暮らしをする人には、服を選ぶことにもこだわりがありますが、時には失敗することもあります。では、持たない暮らしを送る人が失敗しない服の選び方とは、どのようなものなのでしょうか。
①一年を通して着られる素材の服を選ぶ
服の素材には様々なものがありますが一年を通して着られる素材もありますので、持たない暮らしを送る人はそのような素材を選ぶとよいでしょう。
例えばコットン。肌触りも良く通気性が良い、そして保温性もありますので、年間を通して心地よく着られます。それに比較的丈夫な生地ですので、洗濯もしやすいです。
ほかにナイロンやポリエステルといった素材もおススメです。摩擦に強く丈夫なため、洗濯やお手入れをしやすいです。それに肌触りが良く伸縮性がありますので、スッキリと着ることができます。
②着回しをしやすい色や形を選ぶ
持たない暮らしを送る人には、着回しをしやすい色や形の服を選ぶことをおススメします。
色であれば、無難な白や黒が良いでしょう。形であれば、定番のシャツ、ニット、カーディガン、デニム、パンツやスカートなどがあれば着回しをしやすいです。
柄物もボーダーやドット、チェックなどが合わせやすいです。
③どんなときにでも着られる服を選ぶ
服を着るときにはTPOに合わせて服を選ぶ必要がありますが、持たない暮らしを送る人が少ない服の中で選ぶとすれば、どんなときにでも着られる服を選んでおくと良いです。
シンプルでベーシックなデザインや色、素材を選ぶ必要があります。質感も上質なものを選ぶとよいでしょう。
④流行ものは控える
服にはその時の流行がありがちですが、あまり流行にとらわれると無駄に枚数ばかりが増える可能性があります。流行を全く取り入れないということも淋しいですので、流行ものを選んではいけないということではありません。
しかし、シンプルで長期に渡って着られる服を着こなしている方がスッキリと着ることができますので、流行ものは極力控えることをおススメします。
持たない暮らしで選んだ服でシンプルなオシャレを目指しましょう!
持たない暮らしで選んだ服というのは、自分のこだわりやお気に入りで選んだ服ということでもあります。それに見た目もスッキリとしていますので、誰が見ても好感を持たれます。
個性的で上質な着こなしをできるのが、持たない暮らしの特徴と言っても良いのかもしれません。
ぜひ、持たない暮らしで選んだ服で、こだわりのあるシンプルなオシャレを目指していきましょう。