終活を考え始めているミニマリストもいれば、終活のためにミニマリストになった、という人も昨今は増えてきました。では、ミニマリストが行うべき終活とはどういうものなのでしょうか。ポイントや注意点をご紹介します。
ミニマリストの終活。気を付けるポイントは?
これから終活を考えているミニマリストの方に覚えておいてほしいのは、「ミニマリストとはあくまでもライフスタイルの1つであり、シンプルライフをおくること=終活ではない」ということです。中には「終活の一環としてミニマリストになることを決める」という人もいるようですが、誤解しないようにお願いします。
また、昨今は終活を少しずつ進める人も増えてきたので、終活することが死への予兆ということもありません。自分自身を見つめなおす機会として、はじめてみてはいかがでしょうか。
ミニマリストが始める終活。まずは何をすべきか
終活といえば、やりたいことを日記帳にまとめるエンドストーリーが定番かもしれませんが、もっと実際的な問題に焦点を当てて考えてみると、第一にやってみてほしいミニマリストの終活は「財産の整理」です。住宅ローンや車のローン、自分の持っている銀行口座や有価証券、不動産、外貨など自分の財産をすべて洗い出して、そして将来的に誰に引き継ぐのかを改めて考えてみましょう。
パソコン上のデータの整理
パソコン上の個人情報は死んでしまったあとでは消すことはできません。そのため、自分の死後に人に見られたくない情報、画像、動画などに関しては、専門の業者に依頼することもできます。また、昨今ではフリーソフトで一定時間アクセスがなかったら自動でデータが削除されるものも出回っています。ただし、こちらは完全とは言えなく、一部データが残っていたり、生前に誤ってデータが消えてしまうトラブルもありますので取扱いには注意してください。
お墓や葬式の費用
もし50代以降のミニマリストの終活であれば、自分のお墓や葬式の費用に関して考えるのもありです。お墓や葬式にかかる費用は200万円程度となりますので、香典だけで賄えるものではありません。お墓は自分で払ってもいいですし、葬式を上げてくれる身内に財産分与の件を話すのも終活の1つとしていいでしょう。
ミニマリストの終活に年齢は問わず。重く考える必要はなし
今回ご紹介した以外にも、契約の見直しやスリム化、複数の保険を1つにまとめたり、実家に帰省して思い出の品を整理したりと、やることは意外と多くあるものです。とはいえ上述したように終活に年齢はありませんので、いつからはじめるべき、というものでもありません。ふと思い立って行動に移すことができるので、是非ミニマリストの中で終活に興味がある方は、一度やるべきことノートを作ることからはじめてみてはいかがでしょうか。