昨今は仕事の都合やセカンドライフで海外に移住する若年層の人たちが増えてきました。10年前と比べると海外留学やワーキングホリデーも普通になってきて、学生のうちから海外文化に触れて、20代半ばから30代のうちに海外移住を決意する独身の男性女性が多く見受けられます。
必要最低限の持ち物でシンプルライフをおくる……、実は海外に移住すると、シンプルライフが面白いほど楽に実践することができます。
日本でシンプルライフをおくろうとしているミニマリストの中には、実際のところ生活に不便を感じている人も多いようです。日本は良くも悪くも先進国。特に東京や大阪といった都心に暮らしていると、『手に入らないものはない』と言えるくらい、周囲はあらゆる物に包まれています。お洒落な洋服はもちろん、生活の助けになるような便利品をダイソーや通販でついついまとめ買いしてしまうのも女性の性。
このように日本にはあまりにも便利な物がたくさんあるため、ミニマリストとして真剣にシンプルライフをおくりたい場合は、相応の覚悟も必要となってくるかもしれません。
外国に移住する場合は、持っていける荷物はせいぜいスーツケース1つにバックパック1つ程度。飛行機に預けられる受託手荷物は通常は20~40キロなので、たくさん持っていきたくともそれが限界となります。持っていくものも7日分程度の衣類に常備薬、お金やパスポートの貴重品くらいで、あとは現地で揃えることが可能です。
海外移住をすると、ご覧のように生活必需品以外の物はすべて日本に置いていくことになるので、必然的にミニマリストとしてシンプルライフをおくることができます。
東南アジアは日本人の間では旅行先として有名ですね。日本から半日で行くことができ、さらに物価は半分以下。少額の予算でも現地では十分いい生活をおくることができます。例えば家賃は5~8万円ほど用意できれば、プール付きの豪華な高級マンションに暮らすことも可能です。また、シンプルライフとしてさらなる高みへと考えるならば、ゲストハウスやRoom For Rentといったワンルームを借りるのもおすすめ。家賃も2万円程度と格安で、部屋にはベッドとシャワー&トイレルームのみのシンプルイズベストの生活をおくることになります。
多くの場合、仕事や家庭でなかなか時間を取ることはできないかもしれませんが、それでも海外生活は短い期間であっても非常に貴重な体験となるはずです。移住と聞くとそこにずっと住むイメージがありますが、1か月でも3か月でもかまいません。まずはお気に入りの国選びも兼ねて、1か月ほど東南アジアでシンプルライフを試してみてはいかがですか。