コロナ禍におけるミニマリスト。本当に理想と言える暮らしとは

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新型コロナウイルスの蔓延によって、私たちの暮らしは大きく変化することが強いられました。

今まで“普通”にできたことができなくなったり、新たな習慣が誕生したり……

それはミニマリストの「持たない暮らし」も例外ではなく、コロナ禍において大きく変化してきています。

コロナ禍におけるミニマリストの生活を通して、「理想の暮らし」を考えてみましょう!

目次

コロナはミニマリストの生活を直撃

ミニマリストの「持たない暮らし」とは、手元に置くモノの数を最低限まで減らし、必要になったモノはその都度購入するなどして手に入れる、という生活でした。

コロナウイルスの蔓延は、「必要になったらその都度手に入れる」というミニマリストの生活スタイルを直撃!

例えば、コロナウイルスが流行し始めた2020年の2月3月ごろ、トイレットペーパーが品薄になることを恐れた人々による「買い占め」行為が多発。

一時的に売り場からトイレットペーパーが無くなったことで、普段トイレットペーパーの備蓄をしていなかった人たちはトイレットペーパーが必要になっても手に入れることができず……。

トイレットペーパー同様、マスクも長らく品薄・高値の状態が続き、マスクのストックが無い・切れた人は、使い捨てマスクを洗って使う・マスクを手作りするといった対応に追われました。

「持たない暮らし」に足りなかったモノ

ミニマリストの「持たない暮らし」に足りなかったモノはいったい何だったのでしょうか?

それは、とっさの非常事態に柔軟に対応するための「余裕」でした。

モノへの執着を捨て、モノに依存しない豊かな生活を信条としてきたミニマリスト。

その一方で、モノを「持たなさすぎる」ということは、急な環境の変化に対応しきれないという“弱点”を生むことにもなっていたんですね。

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アフターコロナに対応するミニマリスト

とはいえ、「持たない暮らし」が完全にできなくなるかというと、そういうわけではありません。

ミニマリストたちは、「あること」をすることで「持たない暮らし」とコロナ対応を両立させようとしています。

その「あること」とは、ズバリ「備蓄」。

持たない暮らしと備蓄とは正反対の概念のようですが、実は両立が可能!

そもそも持たない暮らしの目的は、「必要なモノ以外への執着から自分を解放し、豊かな暮らしを手に入れる」ということ。

あくまでも“持たない”というのは手段であり、目的ではありません。

トイレットペーパーやティッシュ、マスクといった消耗品の備蓄は快適な暮らしを継続するために「必要なモノ」と捉え、ある程度の在庫は許容するように変えれば良いのです。

備蓄する人=プレッパーにならう

上記のように、モノを備蓄することに重きを置く人のことを「プレッパー(=備蓄する人、備える人の意)」と呼びます。

プレッパーとはもともと、「いつ経済や社会が壊れてしまっても自分たちだけで生き残れるように日々準備をする人」というような少し特殊な意味を含んでいました。

ただ、その意味もだんだん広くなり、今では「備蓄に重きを置いている人たち」というように本来の意味に比べるとよりライトな使い方もするように。

「持たない暮らし」をしてきたミニマリストたちも、プレッパーの考え方を取り入れることで、変化に対応しつつもモノに執着しない生活を送れると言えるんです。

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備蓄をすることで、モノへの執着を捨てる!

ここでちょっと考えてみてください。

普段いくら持たない暮らしをしていても、トイレットペーパーが品不足の時にトイレットペーパーを求めて店を回ることは「モノへの執着を捨てている」と言えるでしょうか?

こういった場合に備えて日々少しでも備蓄をすることで、いざ品不足の状況になっても慌てずに生活を続けることができます。

「備蓄=悪」と決めつけるのではなく、むしろ「モノへの執着を捨てるステップの一つ」と捉えることで、備蓄をしやすくなるでしょう。

コロナ以前にも、自然災害に備えて備蓄をすることは推奨されていました。

地震や台風などの被害に備えて、水や食料を3~7日間分備蓄しておく人も増えています。

普段は持たない暮らしを意識しつつ、「備蓄」も必要なモノとして捉えることで、かえってモノへの執着を最小限に抑えた生活が、今後の理想の生活の一つとなりそうです。

まとめ

今回は、コロナ禍におけるミニマリストの生活を通して理想の生活について考えてみました。

持たない暮らしをするためにモノを持たないのではなく、目的はあくまで「モノから解放された豊かな暮らし」!

この視点を忘れなければ、コロナ禍でもミニマリストを続けていけるのではないでしょうか。

新型コロナに振り回されてきた2020年でしたが、そんな中でも「豊かな暮らし」について考えていきたいですね。

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