ミニマリストは日ごろから食事にも気を付けていることでしょう。今回紹介する玄米は、日本では江戸時代から食べられている日本の「和食」の代表。毎日食べるお米だからこそ、吟味して選んでほしいです。
今回はミニマリストの食事に玄米をおすすめする理由をご紹介します。
世界遺産の「和食」を代表する食事。お米と玄米
日本の「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されたのが2013年。お米自体は有史初期の縄文時代から食べられていましたが、玄米を食べ始めたのは実は江戸時代に入ってから。
玄米はもみ殻だけを取り除いたお米を指しますが、当時はもみ殻だけを取り除くのような技術はありませんでしたので、一般庶民は雑穀米を食べ、白米は貴族や幕府への献上物として重宝されていました。
近現代に入って注目される玄米による食事健康法とは
玄米が健康食として注目されたのは第一次大戦後となりますが、玄米の健康の研究が進んだのは実はここ最近のこと。それまで食事による健康法は「明確なエビデンスがない」と言われていましたが、昨今は玄米に関してのエビデンスが日本やアメリカの研究からも出はじめています。
玄米は非常に多くの食物繊維が含まれているので、便秘の解消にも期待できます。玄米はその歯ごたえから慣れないうちは食べずらいかもしれませんが、咀嚼が増えるので、少量でもお腹が膨れますし、また、栄養面からみてもビタミンBとビタミンEが豊富に含まれているほか、マグネシウムやカリウムといったミネラルも豊富。免疫強化や高血圧予防にも最適です。少しの発芽を促した発芽玄米はさらに栄養が増えていて、ミニマリストの日々の食事に取り入れるにぴったりです。
玄米を食べるときの注意点
実は玄米のカロリーは白米とほぼ同じとなります。そのため、たくさん食べれば当然肥満の原因にもなります。血糖値の上昇率を示すGI値を鑑みると、白米が82に対して玄米が58と一見すると低いですが、58の数値自体が高いので、低GI値とは言えません。また、玄米を炊くときは2~8時間水に浸ける必要があるので、炊飯器のタイマー機能を使うといいでしょう。最近の炊飯器の多くは「玄米」ボタンがあるはずです。
ミニマリストの食事健康法に玄米を取り入れよう
ミニマリストの多くは家庭での食事に気を遣い、健康的な食事と献立を心がけていることでしょう。そんなミニマリストの方にぴったりの食事が玄米となります。ただし、食事による健康法は長期間続けなければ意味がありません。玄米を取り入れたレシピも多くありますので、自分で飽きないように工夫することも大切です。