コロナ後は将来を見据えて海外移住を検討してみるのもいいかもしれません。昨今はノマドやフリーランス、旅行ライターなど、海外でできる仕事の幅も増えてきました。しかし、海外移住というと、高額な費用が必要と考えがちですね。そこで、今回は最初にかかる費用をご紹介します。
最初の海外移住は物価安の国がおすすめ。費用も安く済む
これまで海外暮らしをしたことがない、という方が海外移住をする場合は、物価の安いアジアの国がおすすめです。発展途上国であれば南米も移住先の候補として挙げられますが、アメリカやフランス資本の入っているため、実はそれほど物価は安くありません。
また、アジアは物価が安いだけではなく、物理的距離で日本と近いので、航空券が安いのも魅力です。海外移住に慣れないうちは、数か月、あるいは1年に何度か日本に帰国したいと感じるので、気軽に一時帰国できるアジアはそれだけでも移住先の対象としておすすめできます。
海外移住にかかる費用はどのくらい?
実際に海外移住にかかる最初の費用は、下記が目安となります。まずは概算でどのくらいの費用を用意しておけばいいのか、イメージとして確認してみてください。
- 片道の航空券(5~10万円)
場合によっては往復の航空券よりも高くつきますが、往復を買って帰り分に乗らない、というのは違反となりますのでご注意ください。 - 賃貸費用(2~10万円)
日本のような礼金はありませんが、敷金はあるところがほとんどです。現地には日本人経営の不動産会社もあるので、そこで紹介してもらいましょう。それまではホテル暮らしでもいいかもしれません。1泊2000円程度で泊まれます。 - 食費1ヵ月分(2~5万円)
実は海外移住においてもっともかかるのが食費です。現地の食事がいかにおいしくとも、毎日食べていたら和食が恋しくなります。しかし、海外で日本料理は高くつくので、食費は日本以上にかかると考えてもいいかもしれません。 - 家電(10万円~)
賃貸マンションには家具家電が一式ついている物件と、まったくついていない物件があります。後者の方が家賃は安く済みますので、長く居住するのであれば、自分で家具家電を揃えるのもいいでしょう。その代わり家電は日本メーカーにこだわりを持っている人からすると、輸入品のためかなり高くつきます。
海外移住にかかる大まかな費用は30万円
東南アジアに身一つで移住した筆者の経験談からすると、最初の手持ちは30万円もあれば十分です。あとは家賃次第といったところでしょうか。また、昨今は海外送金も簡単にできるようになったので、日本の銀行口座のお金を海外現地で開設した口座に送金すれば、引き落とし手数料も安く済みます。また、東南アジアであれば家賃5~8万円程度のマンションを借りることができれば、マンション内にプールやジム、コンビニやレストランなどが併設しているところもあり、かなりリッチな生活を送ることもできます。
海外移住にかかる費用をご紹介しましたが、おそらく多くの方は「その程度のお金で海外移住ができるの?」と驚いていることでしょう。しかし、これは事実で、海外移住にそこまでの大金は実は必要ないのです。
コロナ後の新しい時代。海外移住を体験してみては
海外移住と聞くと、なんだか大それたことのようですが、実際数か月住んでみて「やっぱり私は日本が合っているかな」と考えなおせば、日本に帰国するだけです。昨今はコロナを契機に、必ずしも職場に行く必要がなくなってきましたし、ネットで完結できる仕事の幅も一層増えてくることが予想されます。難しく考えず、長期旅行と思って海外移住を一度体験してみてはいかがでしょうか。